
1990年代後半、カナダ人の友人と話していた時のことです。私のお気に入りのアイスクリームがハーゲンダッツの抹茶アイスだと説明しようとしたのですが、彼女にはまったく伝わりませんでした。私の英語力の低さに加えて当時はまだ「抹茶」がアジア圏以外ではほとんど知られていなかったことが主な原因でした。でも今では、「抹茶」という言葉もずいぶんと広く知られるようになりました。
抹茶とは、一言で言うと日陰で育てられた茶葉を細かく粉末状にしたものです。収穫の約3週間前から、茶農家は茶葉に覆いをかけて日光を遮ります。この工程により、苦味のもととなるカテキンが減り、旨味成分であるアミノ酸、特にL-テアニンが増えることで、抹茶特有のまろやかな旨味が生まれます。

ところで日本では焙じ茶は一般的に飲まれていますが、こちらアメリカでは抹茶ほど認知度が高くありません。日本で「ほうじ茶」と言うと、一般的には煎茶(ふだんよく飲まれる緑茶)を焙煎したものを指します。
しかし、茶農家の中には、抹茶の原料である「碾茶(てんちゃ)」を焙煎するところもあります。後者は、茶葉の茎や葉脈を取り除いてから粉末にするため、よりなめらかな口当たりと甘みのある風味が特徴です。

ほうじ茶パウダーを使ったレシピも数多くありますが、私が気に入っているのはアイスクリームです。アイスクリームのミルキーさがほうじ茶の香ばしさを引き立てて、クセになる美味しさです。

ほうじ茶アイスクリーム
生クリーム無しでも濃厚でクリーミーなほうじ茶アイスクリーム
Equipment
- アイスクリームメーカー
Ingredients
- 卵黄4個
- グラニュー糖30g
- 牛乳360g
- グラニュー糖50g
- ミルクパウダー33g
- ほうじ茶パウダー22g
Instructions
- ボウルで卵黄4個とグラニュー糖30gをしっかり混ぜる。

- 小さい鍋で牛乳とグラニュー糖50gとミルクパウダーを温める。(沸騰させないように注意)

- 温まったら火からおろし、卵黄とグラニュー糖を混ぜたボウルにゆっくり注ぎ、よく混ぜる。
- 小鍋に戻し、弱火で常にかき混ぜながら火を通す。ゴムベラですくい、指の線がつくくらいまでもったりしてきたら火を止める。アングレーズの出来上がり。

- アングレーズをすぐに氷水を張ったボウルに漉しながら入れ、完全に冷たくなるまでかき混ぜる。冷蔵庫で6時間以上休ませる。

- ほうじ茶パウダーをアングレーズに混ぜ、アイスクリーム製造機に注ぎ入れる。

- アイスクリーム製造機にもよりますが30分程度で粘度が増してクリーミーになってきたら出来上がりです。

Notes
*アングレーズは卵黄を使用しているので安全性のためにしっかり火を通してください。 *ほうじ茶パウダーがダマになるときはアイスクリーム製造機に入れる前に漉してください。
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